【スペイン語単語】CreerとPensarの違いとは?(+Opinar)

2020/09/25 ▶︎

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Creer, Pensar, Opinarの違い

みなさん、コモエスタン?
ギド(@GuidoKoiSpanish)です。

今日はCreerクレエールとPensarペンサールの違いについてご紹介します。後半では、Opinarオピナールについても解説しています。

CreerとPensarの意味

意味についてはもうご存知だと思いますが、もう一度確認しておきましょう。辞書で調べてみると、CreerとPensarの意味は以下のとおりです。


  • "Creerクレエール"は「信じる、思う
  • "Pensarペンサール"は「考える、思う

信じる」とスペイン語で言いたい時はCreerを使って表現します。例えば、


  • (私は)ホルヘを信じる。
    Creo a Jorge.
  • 私たちは神の存在を信じています。
    Nosotros creemos en Dios.
  • マリは君のことを信じてるよ。
    Mari cree en ti.

そして、「考える」と言いたい時はPensarを使えば問題ないですね。


  • フアンは将来について考えている。
    Juan piensa en el futuro.
  • あなたはその問題についてどう思いますか?
    ¿Qué piensa usted del problema?
  • 考えておきます。
    Voy a pensarlo.

ただ、問題なのは「思う」とスペイン語で表現したいときです。CreerとPensarにはどちらも「思う」という日本語訳があてられているので、どちらを使うべきか迷う学習者が多いと思います。このような場合、動詞の持つ本来のニュアンスをしっかり理解しておけば問題解決です。

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CreerとPensarのニュアンス

次に、CreerとPensarの本来のニュアンスを確認していきます。

Creerは、絶対的な確証・確実性が低いが、ある可能性を感じるというニュアンス。そして、Pensarはある事柄に対する考えや描写を頭の中で注意深く、かつ慎重に形成・思考するというニュアンスを持っています。

めちゃくちゃ簡単にいうと、確信はないけどなんとなくそう思う場合はCreerを使って、何らかの根拠に基づいて思考を巡らして思う場合はPensarを使うということです。感覚として、断定の度合いが若干違いますよね。

Creo/Pienso que ella está equivocada.

似たような文章をつかってCreerとPensarのニュアンスを確認してみましょう。以下の文はどちらも「彼女は間違っていると(私は)思う」と訳すことができます。


  • Creo que ella está equivocada.
  • Pienso que ella está equivocada.

前述したCreerとPensarのニュアンスの違いを含めて考えると、"Creo que ella está equivocada."は、確信はないけど「彼女は間違っている」という可能性があって、なんとなくそう感じるというニュアンス

また、"Pienso que ella está equivocada."は、何かの判断材料があって論理的に判断した結果、「彼女は間違っている」という考えに至るニュアンスになります。

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類義語Opinar「〜という意見を持つ」

似た動詞にOpinar「〜という意見を持つ」があり、「思う」と訳すと自然な日本語になる場合があるので、よくCreerやPensarと比較されます。

この動詞はどちらかというと思考を巡らすPensar「考える、思う」のニュアンスに近く、意見としての考えを表明する単語になります。相手に意見を求める時、自分の意見を述べる時によく用いられます。


  • ¿Qué opinas sobre eso?
    「そのことについてどう思う?」
  • Opino que es correcto.
    「(私は)正しいと思います」

そんなに難しい単語ではないので、余裕がある方は動詞Opinarもついでにストックしておきましょう。

Creer, Pensar, Opinarの注意点

最後にけっこうみんなが間違いやすいポイントを紹介します。CreerとPensar、そして今でてきたOpinarは〜だと思わない」と否定する場合は注意しましょう

肯定文「〜だと思う」の場合は、そのまま"que + 直説法"のパターンで文を続けます。


  • Creo que eres frío.
    「君って冷たいと思う」
  • Pienso que Rafael va a dejar el trabajo.
    「ラファエルは仕事をやめると思います」
  • Opino que tiene razón.
    「彼の意見はもっともだと思います」

ですが、否定文「〜だと思わない」の場合は、"que + 接続法"のパターンが後ろにきます。ここは要注意です。


  • No creo que seas frío.
    「君が冷たいとは思わないよ」
  • No pienso que Rafael vaya a dejar el trabajo.
    「ラファエルが仕事をやめるとは思いません」
  • No opino que tenga razón.
    「彼の意見がもっともだとは思いません」

「〜だと思わない」は、不確定の主観だとみなされるのでque以降の文では接続法が用いられます。日本語にはない文法ルールなので気をつけてくださいね。

まとめ|CreerとPensarの違いとは?

最後に、今日のポイントをまとめておきます。

  • 「信じる」はCreerを使う
  • 「考える」はPensarを使う
  • 確証はないが、そういう可能性を感じるというニュアンスの「思う」は、Creerを使う
  • 根拠に基づいて、思考を巡らすというニュアンスの「思う」は、Pensarを使う
  • Opinarは「〜という意見を持つ」という意味で、意見を尋ねたり、述べたりする時に用いられる
  • 否定文「〜だと思わない」は要注意で、"que + 接続法"が後続する

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最後までお読みいただき、グラシアス♪

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