こんにちは、ギド(@GuidoKoiSpanish)です。
単語を勉強してると似てる単語って違いが気になりませんか?僕が言語大好きすぎるだけかもしれませんが。
というわけで今日は、スペイン語の形容詞DiferenteディフェレンテとDistintoディスティントの違いをご紹介します。これらの単語は同義語なんですが、こちらがDiferenteをつかって表現しても、相手がDistintoで言い直してくる時があったので気になって調べてみました。ぜひ参考にしてみてください。
DiferenteとDistintoはどちらも同じ意味
スペイン語の形容詞であるDiferenteディフェレンテとDistintoディスティントはどちらも同じ意味であり、同義語です。辞書には以下のように載っており、ほとんど同じ意味だということが分かります。
- Diferente「異なる、違った」
- Distinto「異なる、違う、別の」
ね?ほとんど同じ意味でしょ?地域差や個人差によって言葉の使い方は異なりますが、どちらの単語を使っても日常会話には差し支えないので、あんまり力を入れないで読み進めてください。
DiferenteとDistintoの違いとは?
ネイティブにDiferenteとDistintoの違いについて聞いてみても、返事は Son sinonimos「同義語だよ」と返ってきました。でも、何かニュアンスに違いがあるからそれぞれの単語になっているわけなので、自称言語オタクのプライドにかけてもうちょっと食いついて深く質問してみると次のことが分かりました。
"Diferente"は同じグループ内の2つ以上のものを比較して、それらはそれぞれ異なるというイメージであるということ。
一方、"Distinto"は2つのものを比較して、それらはそれぞれ異なるグループであるというイメージであるということ。
DiferenteとDistintoの違いわかりましたか?次に、りんごを例えにして説明してみたいと思います。
Las manzanas son diferentes/ distintos.「それらのりんごは異なっている」
たとえば、りんごというグループの中に、幾つかのりんごの種類(ふじ、ジョナゴールド、紅玉など)があるとします。この場合、りんごという大きな括りの中に様々な品種のりんごが含まれ、それぞれ異なるりんごと解釈できるので、Las manzanas son direrentes.となります。それらのりんごは同じグループだけど、それぞれ違うりんごだ、というニュアンスです。
目の前に赤りんごと青りんごがあるとします。赤りんごと青りんごはそれぞれが異なるグループだと解釈するならば、Las manzanas son distintas.となります。赤りんごと青りんごは異なるグループ同士だからそれらは違うりんごだ、というニュアンスです。
こうしてみるとDiferenteよりもDistintoの方が白黒はっきりとした違いを表した単語だということがわかりますね。
深く考えてきっちりと使い分ける必要はありませんが、なんとなく違いがわかっているとスペイン語の表現力や理解力に差が生まれると思います。
スペイン語は置いといて、りんごの豆知識
スペイン語は置いといて、ちょっとりんごの豆知識です。りんごって日本では約2,000種類もあるんですって!凄くないですか?青森県内では約50種類も栽培されていて、それだけでも品種の多さには驚きます。しかも世界のりんごを合わせると約15,000種もあるそうです。りんごって奥が深いんですね。
りんご好きな方は「青森りんご 公式サイト」なんてものがあったのでぜひチェックしてみてくださいね♪りんごの豆知識がいろいろ見つかりますよ!
まとめ|同義語 DiferenteとDistintoの違い
お疲れ様でした。
けっこう、脳味噌使いませんでしたか?笑
今日のポイントをおさらいしておきましょう!
- "Diferente"は同じグループ内の2つ以上のものを比較して、それらはそれぞれ異なるというイメージ。
- "Distinto"は2つのものを比較して、それらはそれぞれ異なるグループであるというイメージ。
面倒ですね、違いを掴むって。笑 ネイティブに聞いても、Son sinonimos「同義語だよ」って言うし、同じ意味ならこの際同じ意味として扱うことにしましょう。笑
というわけで、最後までお読みいただき、グラシアス!
少しでもスペイン語を楽しんでもらえたら幸いです。