こんにちは、ギド(@GuidoKoiSpanish)です。
みなさん、コモエスタン?
今日は、「すみません」とスペイン語で言えるようになりましょう!レストラン(Restaurante)やスーパーマーケット(Supermercado)、お土産屋(Tienda de souvenirs)で店員さんを呼ぶときに役立つと思いますよ。スペイン語圏に旅行される方はぜひ参考にしてくださいね。
店員さんに呼びかける「すみません!」
レストラン等で店員さんを「すみません!」と呼ぶときは、スペイン語でこのように表現します。
「すみません」
Disculpa ディスクルパ
Disculpe ディスクルペ
すみません、注文いいですか?
Disculpa, ¿puedo pedir?
はい、どうぞおっしゃってください。
Sí, dígame.
"Disculpa, Disculpe"は、動詞Disculparディスクルパール「許す、容赦する、大めに見る」の命令形で、英語のExcuse meに相当する表現です。
"Disculpa"はTú(君は)に対するカジュアルな命令形で、"Disculpe"はUsted(あなたは)に対するフォーマルな命令形です。いきなり呼びかけちゃってごめんなさいね、許してくださいね、というニュアンスです。
レストランやスーパーなど以外でも、道で誰か知らない人に話しかけたいときにも使えます。たとえば、こんな感じ。
- Disculpa, ¿dónde está la estación?
すみません、駅はどこですか? - Disculpe, ¿dónde está la parada de número 34?
すみません、34番のバス停はどこですか?
こんなふうに「すみません」と一声かけてから話し始めた方が警戒されにくく、会話がスムーズに進むと思います。
どっちを使えばいい?DisculpaとDisculpeの与える印象
日本語話者の場合、知らない人には丁寧に話しかけないといけないという意識から、フォーマルな言い方の"Disculpe"を使う傾向がありますが、スペイン語の場合そこまで上下関係は厳しくないで、その意識を多少緩めて考えても特に問題ありません。
アルゼンチンに来て思ったのは、日常会話において日本人が思ってるほどそういう敬語的な使い分けって明確ではいないんですよね。もしレストランでエレガントに振舞いたければ、"Disculpe"でも構いませんし、カジュアルキャラでいきたい方は"Disculpa"でも問題ありません。
ちなみに、ネイティブはどうやって使い分けているかというと、僕の印象ですが、スペイン語ネイティブの若者は、自分より歳上の65歳以上の年配の方々に対しては"Disculpe"を用いる傾向があります。この見た目年齢をDisculpaとDisculpeの使い分けの基準にするのもありだと思います。
でもですね、なんでもかんでもフォーマルに話せばいいってもんでもないらしいんですよね・・。
フォーマルな"Disculpe"のデメリット
スペイン語フレーズ「”Tú”で話していいですか?」でもご紹介したように、Usted(あなたは)の活用で話すということは、丁寧に話すということであると同時に、相手を年寄り扱いしているという印象を与えるデメリットもあります。そのほか、距離を感じる、冷たく聞こえる、上品ぶって傲慢に見える、というデメリットもあります。
日本だとフォーマルに敬意を持って話せば、礼儀正しい子ね、なんて思ったりしますが、スペイン語圏だと、何このクソ生意気な餓鬼は私のことを年寄り扱いしてんのかい!フンっ!ってなる訳ですよね。なかなかおもろな文化の違いですよね。僕も経験あるんですが、敬意を込めてUstedで話してたら、私はまだおばあちゃんじゃないんだからTú(君は)で話していいのよって言われたことがあります。いきなり言われるとちょっと焦りますよね。なんでもかんでもフォーマルに話している方はちょっと注意してくださいね。
結局のところ、DisculpaとDisculpeは基本的にどっちを使ってもオッケーで、65歳以上の年配の方々に対してはフォーマルな"Disculpe"を使うのが無難。でも年寄り扱いしてるという印象を与えてるかもしれないから、その点は注意しよう!というお話でした。
まとめ|呼びかけのスペイン語表現「すみません」
以上、レストランで店員に呼びかけるスペイン語表現「すみません」をご紹介しました。道で誰か知らない人に話しかけたいときにも使えるんでしたね。大切なポイントをおさらいしておきましょう。
- 「すみません」はDisculpa.かDisculpe.
- "Disculpa"はカジュアル、"Disculpe"はフォーマル
- 自分より歳上の65歳以上の年配の方々に対しては"Disculpe"を用いるのが無難
- だだしフォーマルすぎると、年寄り扱いしている、距離を感じる、冷たく聞こえる、上品ぶって傲慢に見えるというデメリットもある
レストランで店員さんを呼ぶとき、道で誰かに声をかけて質問をするときなど、今回のことを思い出して使ってみてくださいね!