【厳重注意】スペイン語の汚い言葉・悪口スラング 7選

2020/07/13 ▶︎

スラング 上級

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中指を立てる

こんにちは、ギド(@GuidoKoiSpanish)です。
みなさん、お元気ですか?

今日はスペイン語の悪口スラングを8つご紹介します。映画や日常生活で耳にしそうな悪口をあつめてみました!今回はTonto「ばか」、Idiota「あほ、マヌケ」といった基本的な軽い悪口というよりも汚めな悪口スラングをご紹介しています。

No.1 悪口スラング|Mierda(ミエルダ)

Mierda
ミエルダ

Mierdaミエルダは「クソ」という意味です。英語のshitに相当します。お前はクソだ、と相手を罵るときに使います。きれいな言葉ではありませんが、日常的によく使われるスラングです。スペイン語の中で最も使用頻度が高く、定番悪口スラングと言っても過言ではありません。この程度の言葉なら思い切って使ってみてはいかがでしょうか?自己責任でお願いしますね♪

罵る以外にも、何かミスをしたり、しくじったりした時に自分自身や状況に対して使う場合があります。

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侮辱の定番|Hijo de puta(イホ デ プータ)

Hijo de puta
イホ デ プータ

Hijo de putaイホ デ プータは直訳すると、「売春婦の息子」です。英語にもSon of a bitchという有名スラングがありますが、これに相当します。映画で使われるような非日常的なスラングかと思いきや、険悪な状況で相手を強く侮辱するときによく用いられます。

道端で男ふたりが殴り合いの喧嘩してるのを見たときにこの表現を耳にしたことがあります。あとは、近所の人が浮気されたとかなんかで彼氏さんに¡Hijo de puta!と叫んでいました。

Puta/ Puto「売春する人」

PutaプータPutaプートだけも十分な悪口になります。女性に対してはPuta、男性に対してはPutoと使います。「売春する人、売春婦」という意味です。スペイン語圏に行かれた方は見たことあると思いますが、建物にスプレーで書かれているのをよく目するくらい日常的なスラングです。

Putoは売春する男性を指すほかに、同性愛のニュアンスも含まれるので、「ホモ野郎」というニュアンスも含まれます。侮辱度が高くなので気を付けましょう。

卑猥な悪口|La concha de tu madre(ラ コンチャ デ トゥ マドゥレ)

La concha de tu madre.
ラ コンチャ デ トゥ マドゥレ

La concha de tu madreラ コンチャ デ トゥ マドゥレは「お前の母親の性器」というのが直訳です。辞書的にいうと、Conchaコンチャは「女性器」という意味ですが、ここでは言えないような卑猥な響きがあります。

日本語にも「お前の母ちゃん出臍」という悪口がありますが、使われている単語の卑猥さはレベルが桁違いです。日本語では“出臍”、スペイン語では“女性性器”。さすが情熱的なスペイン語ですね。悪口も過激です。

Vete a la concha de tu madre.ヴェテ ア ラ コンチャ デ トゥ マドゥレということもできます。お前の母親のあそこに戻れ!という意味で侮辱を表しています。

悪い状況に対して La concha de mi madre.

La concha de mi madreラ コンチャ デ マドゥレと表現すると、自分に対して起きた悪い状況に対して使うことができます。たとえば、パソコンで動画編集してて途中で電源が落ちたり、携帯を落として画面がバッキバキに割れてしまったりした時に、「ふざけんなよーコンニャロー」のニュアンスで独り言として自分に向けて使うこともできます。

母親にうんこをもらす|Me cago en tu madre(メ カゴ エン トゥ マドゥレ)

Me cago en tu madre
メ カゴ エン トゥ マドゥレ

こちらも引き続き、母親侮辱系スラングです。世界のどこいっても、母親を馬鹿するのが悪口になるなんて非常に興味深いですね。

Me cago en tu madreメ カゴ エン トゥ マドゥレですが、再帰動詞Cagarseは「うんこをもらす」という意味で、「お前の母ちゃんにクソ垂れてやるぞ」という意味になります。

どういう状況!?笑

ホモフォビアな悪口|Maricón(マリコン)

Marión
ミエルダ

Maricónマリコンは「オカマ野郎」という意味です。大変強い侮辱になるので使うときは注意してください。知らない人に言ったら確実にパンチが飛んできます。

とはいっても信頼関係のある友達同士で使うこともあります。この場合は「臆病者、女々しいやつ」という意味合いで仲間内のおふざけとして使われます。男は男らしいのがかっこいいと思ってる男性性をアピールするような悪ぶってるタイプがよく使います。

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アジア人に対する悪口|Chino(チーノ)

Chino
チーノ

Chinoチーノは「中国人」という意味です。これは中国人に対してというより、アジア系・黄色人種系を見下した悪口です。っていうか人種差別ですね。一部の人たちにとって、中国人も韓国人も日本人も同じに見えていて、国籍関係なくChinoと一括りにされています。吊り目のポーズもそれはChinoという意味。

彼らにとってアジア人は"からかわれて当然な存在"で、私たちは見下す対象としてロックオンされています。こういう差別発言が男らしくてクールだと思っている節があったり、アジア人を見たら自動的にポロリと言っちゃう口癖みたいになっている気もします。

サッカーのネイマール選手が日本人の酒井宏樹選手に対して、"Chino de mierdaチノ デ ミエルダ(クソ中国人)"と発言してちょっとだけ問題になりましたが、影響力がある人が普通にこういう言葉を使うから、子どもから大人まで人種差別の意識が麻痺していくのかなと、とても残念な気持ちです。ネイマールって日頃からアジア人をそういうふうに見てるんだろうか・・。

差別されると、言い返したくなるし、悲しくなるし、怒りが込み上げてきますが、酒井選手は冷静に対応してて素晴らしかったと実際の映像を見て思いました。もし旅行中にChinoって言われても、無視してその人とは関わらないようにしてください。酒井選手のように相手と同じ舞台に立たないという意識が大切です。

背の低い方はChinitoチニートChinitaチニータと言われるかもしれません。僕の日本人の女友達は小柄だったので、わざわざ車の窓を開けて知らないヤンキーにChinitaと言われたみたいです。わざわざ言ってくるんですよね。なんせクールだから。

世界中でBlack Lives Matter(ブラック・ライヴズ・マター)運動が盛り上がっていますが、こういうアジア人に対する悪口や偏見もなくなるといいですね。というかあらゆる差別や偏見そのものがなくなって欲しいと心から思います。

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【追加】Me cago en tu puta madre.

もうひとつ汚い言い方を見つけたので、追加しておきます。

Me cago en tu puta madre
メ カゴ エン トゥ プータ マドゥレ

まず、La puta madreラ プータ マドゥレは最悪な状況に対して使います。例えば、料理を焦がしてしまったとか、財布を落としたのに気づいたといった最悪な状況が発覚したときに使います。なので、誰かに対する直接的な悪口というわけではないのですが、Me cago en tu puta madre.と前述した言い方とダブルで組み合わせると誰かを侮辱する最強の悪口になります。笑

ニュアンス的には、オメーのビッ◯チな母親にクソしてやっぞ、この野郎!みたいな感じです。またまた母親を侮辱する系が出てきましたね。ご参考までに。

まとめ|スペイン語の悪口スラング表現

スペイン語の悪口スラングは地域や国によって違います。今日ご紹介したのはスペイン語圏全般に共通している悪口スラングなので、旅行や留学の前に知っておくとまぁいいかもしれませんね。そういう雰囲気を察知して危険から身を守ることができるかも。

悪口を言われても言い返したりせずに相手の挑発には乗らないで、無視してその場から去ることをおすすめします。

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