【スペイン語】notarとdarse cuentaの違い

2021/02/24 ▶︎

単語の違い 中級 僕のおすすめフレーズ

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darse cuenta/notar

こんにちは!スペイン語大好き人間のギド(@GuidoKoiSpanish)です。

スペイン語で「気づく」と言いたい時、パッと思いつく単語は2つあります。

  • notar
  • darse cuenta

この2つは絶対に外せません。どちらも「気づく」と訳せますが、今回はどのような違いがあるのかをみていきたいと思います。例文もあるのでニュアンスをチェックしながら読み進めてくださいね。

notarの気づく

notarは、感覚(見る、聞く、触る、匂う、味わう)を通して直感的に何かに気づくというニュアンスで、五感を使って観察したことで得られる気づきを表します。

日本語の「感づく」に置き換えて考えると、notarのイメージがつかみやすいかと思います。

  • He notado que mi mamá está rara hoy.
    今日は母親が変だと気づいた。
  • Cuando me corto el cabello, mi novio lo nota en un instante.
    私が髪を切ったら、彼はすぐに気づいてくれる。
  • Te noto un poco desanimado. ¿Qué te pasa?
    少し元気がないみたいだね、どうしたの?
  • Mi perro ha notado que huele a algo quemado.
    私の犬が何かの焦げた臭いに気づいた。
  • Nadie notará los billetes falsos al tocarlo.
    触っても偽札だとは誰も気づかないだろう。
  • ¡Tienes talento! ¡Tu comida está deliciosa, lo noto!
    才能あるよ!君の料理は美味しいから、そりゃ気づくよ。

darse cuentaの気づく

darse cuentaは自分の頭で思考し、認識することで気づくというニュアンスです。

cuentaは「計算、勘定、考慮」という意味なので、コンピューターのようにさまざまな判断材料を踏まえて思考し、ある気づきに至るというイメージです。

さきほどのnotarは感覚的な気づきでしたが、darse cuentaはより意識的な気づきを表します。

使う時は、darse cuenta de ...「〜に気づく」のパターンで使います。前置詞deを忘れないようにしましょう。

「気づく」と言いたいだけなのに、少し長いし活用も面倒くさいと思ってましたが、日常的によく登場する表現なので使っていくうちに慣れてくると思います。

  • Me di cuenta de mi error pero ya era demasiado tarde.
    自分の間違いに気づいたが、もう遅かった。
  • Algun día se dará cuenta de que él hizo una tontería.
    馬鹿なことをしたと彼はいつか気づくだろう。
  • Se han dado cuenta de que los precios están más caros estos días.
    彼らはここ最近物の値段が高くなっていることに気づいた。
  • ¡Date cuenta de una vez! ¡Cocinas horrible!
    いい加減に気づけよ、お前の料理は不味いんだよ。
  • ¿Cuánto tiempo te tomo darte cuenta de que ese tipo te engañaba?
    あいつに騙されてるって気づくのにどれだけ時間がかかるんだ。
  • Darse cuenta de que la vida hay una sola, es necesario para ellos.
    命は一つだけだと気づくことが彼らには必要だ。

もう一つの気づく percatarse

「気づく」という意味の単語はもう一つあって、percatarseも知っておくといいかと思います。日常的にはあまり使いませんが、教養単語として知っておくと少し難しめの文章を読む時に役立ちます。darse cuentaのニュアンスに近く、意識的な気づきを表します。

percatarse de ...「〜に気づく」のパターンで用いるので、darse cuenta de ...「〜に気づく」の別パターンとしてストックしておきましょう。

目にする機会は少ないと思いますので、ざっくりと読み流してなんとなく記憶にとどめて置く程度で十分だと思います。

  • Al final los científicos se percataron de su error.
    科学者たちはようやく自分たちの間違いに気づいた。
  • Los animales se percatarán instintivamente del peligro de la vida.
    動物は命の危険に本能的に気づくだろう。
  • el médico se tardó en percatarse del cambio de estado del paciente.
    その医者は患者の容態の変化に気づくのが遅れてしまった。

まとめ|一番使うのはdarse cuenta

今日は3つの「気づく」、notar/darse cuenta/percatarseについて見てきました。

ニュアンスはそれぞれに異なりますが、日常会話では元のニュアンスを無視してdarse cuenta一択で表現する場合があります。ほとんど似たような意味なので、一番口語的なものが採用されやすいんだと思います。

Ahora me di cuenta「今気づいたよ」とかPerdón, no me di cuenta「ごめん、気づかなかったよ」という具合にもはや慣用句的になっているくらいなので、まずはdarse cuentaからマスターするのが得策だと思います。

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