こんにちは、ギド(@GuidoKoiSpanish)です。
今日は「遠慮しないで」のスペイン語をご紹介します。こちらからの提案や申し出に対して控えめで遠慮がちな反応をする人に使うことができます。最後にはネイティブが教えてくれたちょっと強引な言い方もあります。
遠慮しないで① No seas tímido.
まずはこの言い方からおさえておきましょう。
tímidoは「恥ずかしがりの、内気な、遠慮がちな」という意味で〈恥ずかしがらないで〉という言い方をします。
女性に対して使う場合は、No seas tímidaと語尾を女性形に変化させます。
日本だと相手に申し訳ないから遠慮するとか、礼儀として一旦は遠慮しておこうという感覚ですが、スペイン語圏ではそういう本音と建前みたいな面倒臭さが基本的にはありません。遠慮するのは内気で恥ずかしがりだからと単純に解釈されます。
いい意味で回りくどくなくシンプルなので(もちろんそうじゃない人もいますが)、行動や言葉がそのままのその人の性格に結びつきます。ちょっとした文化の違いでおもしろいですよね。
Tan「そんなに」をプラス
tanをつけると「そんなに」というニュアンスをプラスすることができます。一語でもプラスできるとスペイン語を話せてる気分にもなれるのでこっちの言い方の方が個人的にはオススメです。ちょっとした応用としてぜひ使ってみてください。
これは君のママに、それからこれは君に。君にもプレゼントを買ったんだ。
えー、そんなよかったのに。受け取れないよー。
遠慮しないでよ。気にいるからさ。
遠慮しないで② No tengas vergüenza.
少し言い方をかえて、No tengas vergüenzaという表現もあります。
アイス食べる?
んー、いや大丈夫。
でも本当は食べたくて仕方がないんだろぉ〜〜??遠慮すんなって。俺が買ってやるから。
遠慮しないで③ No te hagas el timido.
あとはこういう言い方も耳にしたことがあります。
これは変化動詞hacerse「〜になる」をつかった表現で、〈恥ずかしがり屋・内気な人にならないで〉という意味。
tímidoには「恥ずかしがり屋な人、内気な人」というように人物そのものを表す意味もあります。
やはりこれも女性に対して使う場合は、No te hagas la tímidaと変化します。
遠慮する人により強く Yo te insisto.
それでも相手が遠慮してきたら、ちょっと強めな表現であなたの申し出を受け入れさせましょう。笑
insistirは「主張する、強く要求する」という意味で、〈私は強く主張します〉だから受け入れてください、という申し出の受け入れを促す表現です。
一見ちょっと強引な感じがするかもしれませんが、わざと強めに言うことで相手に余計な気を遣わせないように配慮した言い方です。ネイティブが教えてくれた表現なんですが、少し上級者向けの表現かもしれませんね。
日本人は遠慮がちなので、言われる側になるかもしれません。もしYo te insistoといわれたら、お言葉にガッツリと甘えてしまいましょう。結構、図々しいくらいが丁度よかったりします。
まとめ|「遠慮しないで」は「恥ずかしがらないで」
スペイン語で「遠慮しないで」と言いたいときは、少し言い換えて「恥ずかしがらないで」という言い方に言い換えるのが今日のポイントでした。
- No seas (tan) tímido/a.
- No tengas vergüenza.
- No te hagas el tímido/la tímida.
最後に出てきたyo te insistoは上級者向けなので言われたときに理解できればいいと思います。
相手がなかなかプレゼントを受け取ってくれなかったり、気を遣って食事に手をつけていなかったり、遠慮がちな人をみたら今日のフレーズを使ってみてくださいね。