スペイン語で「恋」|遠距離恋愛、初恋、両想いなど

2021/02/22 ▶︎

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甘酸っぱい恋

こんにちは、ギド(@GuidoKoiSpanish)です。

みなさんは最後に恋をしたのはいつですか?僕は五年ほど前に恋をして、それからご無沙汰です。甘酸っぱい恋ってよく言いますが、恋というものをうまく描写した表現ですよね。ときめきを感じたと思ったら、急に胸がキュンと苦しくなったりして。ずいぶん前のことなのに、あの感覚は忘れられません。

というわけで、今日はスペイン語の「」について、あとは初恋、両想い、片想いなどのスペイン語もご紹介していきます。

スペイン語で恋は"amor"

結論からいうと「恋」は、amor アモール「愛」という単語で表現することができます。日本語の感覚だと、恋と愛それぞれ別々のカテゴリーに感じるかもしれませんが、どちらもまとめてamorでオッケーです。

スペイン語のamor「愛」は、家族愛、兄弟愛、隣人愛といったさまざまな愛の形の総称みたいなもので、その中に「恋」も含まれるイメージです。

日本語学者の飯間浩明さんによると、日本語の「恋」とは、付き合いたい・振り向いて欲しいという満たされない気持ちが中心にあって、それが満たされると「愛」になる、とおっしゃっています。言い換えると僕たち日本人は、恋の次のステージに愛があると捉えているんですね。スペイン語の捉え方と少し違っていて興味深いインタビュー記事でした。(恋と愛はどう違うのですか?

以下は、いろんなタイプの恋に関するスペイン語です。遠距離恋愛・国際恋愛は特に会話で使えると思います。

  • amor desgraciado「実らない恋」
  • amor efímero「はかない恋」
  • amor pasajero「かりそめの恋」
  • amor fugaz「短命な恋」
  • amor apasionado「情熱的な恋」
  • amor a distancia「遠距離恋愛」
  • amor internacinal「国際恋愛」
  • amor interracial「国際恋愛」

密かな恋のニュアンス romance

「恋」をamor以外で表したい場合は、romanceロマンセ「ロマンス、つかの間の恋」という選択肢もあります。あっ、でもニュアンスは違います。

romanceは密かな恋、場合によっては不貞・不実な恋というニュアンスです。amorの持つ誠実な感じとは違いますが、ボキャブラリーとして頭の隅っこにいれておいてもいいかと思います。

  • Cuando fui a España, tuve un romance con un español.
    スペインに行ったとき、あるスペイン人男性とのロマンスがあった。
  • Él está teniendo un romance con su empleada.
    彼は従業員と関係を持っている。
  • El romance nos vuelve ciego.
    恋というものは人を盲目にさせる。

スペイン語で「初恋」

恋という単語がわかったら、「初恋」という言い方も気になりますよね。

スペイン語で「初恋」はprimer amor プリメル アモールと言います。直訳すると〈初めての恋、1番目の恋〉という意味。

形容詞primero(初めての、第一の)は男性名詞の前にくると語尾が消失してprimerになります。

  • Mi primer amor fue ella.
    私の初恋は彼女だった。
  • Yo tuve mi primer amor cuando tenía 10 años.
    私の初恋は10歳の時だった。
  • Mi primer amor se murió.
    私の初恋は終わった。

スペイン語で「両想い、片想い」

学生時代は両想いで一日中ウキウキしたり、片想いで甘酸っぱい気持ちになったり、友人宅を溜まり場して恋愛トークでよく盛り上がったものです。(あー学生に戻りたい・・)

さて、スペイン語で「両想い」「片想い」は何というんでしょうか?ピッタリな言葉があるわけではないですが、似たような言い方はあります。

「通じている愛・通じていない愛」という言い方で、amor correspondido、amor no correspondidoと表現することができます。correspondidoは「対応した、合致した」という意味です。

  • Tú eres mi amor correspondido.
    君と僕の愛は通じ合ってる。
  • Si ella es tu amor correspondido, cásate!
    もし彼女と互いに想い合ってるなら、結婚しなよ。
  • Flor es mi amor no correspondido.
    フロールに片想いしている。
  • Amo a Yuko pero es un amor no correspondido.
    僕はユウコを愛してるけど、この恋は一方通行だ。

estar enamoradoを使った方が自然

両方想いについてですが、ネイティブだったらこういう言い方もするでしょう。こっちの方がしっくりきます。

  • Nosotros estamos enamorados.
    私たちは両想いです。
  • Guillermo y Flor están enamorados.
    ギジェルモとフロールは両想いです。

estar enamoradoで「恋をしている」という意味で、複数形で使えば両想いな感じを表現できます。この表現はよく使うので、次で少し詳しくみていきます。

スペイン語で「〜恋している」

「〈人〉に恋している」と言いたいときは、estar enamorado de ...を使います。恋愛トークに不可欠な熟語です。

  • Entre nosotros estoy enamorado de la vecina.
    ここだけの話、お隣さんに恋してるんだ。
  • Rosa está enamorada de su jefe.
    ローサは上司に恋をしてる。

物や事柄に対しても用いることができますよ。

  • Estamos enamorados de su voz al cantar.
    僕らは彼女の歌声に夢中だ。
  • Los estudiantes de intercambio están enamorados de la cultura japonesa.
    留学生たちは日本文化が大好きだ。

うしろにおく前置詞は間違いやすいので気をつけましょう。うしろにおく前置詞はdeです。あとは、主語に合わせてenamoradoの性・数を変化させるのも忘れないようにしてください。

まとめ|スペイン語の「恋」とその他の表現

覚えておきたい今日のポイントはこちら。

  • 「恋・愛」amor
    愛の中に恋を含むイメージ
  • 「ロマンス・束の間の恋」romance
  • 「初恋」primer amor
  • 「両想い(通じている愛)」
    amor correspondido
  • 「片想い(通じていない愛)」
    amor no correspondido
  • 「〈人や物〉に恋している」
    estar enamorado de ...

これで恋に関するスペイン語は完璧ですね。今現在、恋をしている皆さんの恋が実を結びますように!

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