こんにちは、ギド(@GuidoKoiSpanish)です。
スペイン語、楽しんでますか?
今日は、スペイン語に聞こえてしまう意外な日本語をご紹介します!スペイン語は日本語と発音が似ているので、今あなたが使っている言葉が実はスペイン語だった!?なんてことも・・・。後半には、ちょっと強烈な下ネタもありますが、雑学ネタとしてお楽しみください♪
【定番編】スペイン語っぽく聞こえる日本語
まずは、スペイン語学習者の間で有名なスペイン語に聞こえる日本語からご紹介します。発音はまったく同じだけど、意味が全然違う単語ってたくさんあるんです。それでは、どんなものがあるか見ていきましょう。
バカーVaca
日本語の「バカ!」はスペイン語で、Vacaバカ(雌牛)に聞こえます。ネイティブに日本語では馬鹿って意味なんだよーと教えてあげると、けっこう反応がいいので、スペイン語圏の友人がいる方はぜひぜひ教えてあげてね。ちなみに、スペイン語で「バカ!」と誰かを罵りたい場合は、Tontoトントと言います。
アホーAjo
日本語の「アホ!」はスペイン語だと、Ajoアホ(にんにく)と聞こえます。大御所芸人の坂田利夫、通称アホの坂田さんは、にんにくの坂田と訳すことができます。
傘ーCasa
「傘」はスペイン語だと、Casaカサ(家)に聞こえます。よくマンションやアパートの名前で、カサなんとかってありますよね。でも、Casaカサは一戸建てのイメージなので、ちょっと違和感があるとネイティブが言ってました。
あと、カサブランカ(Casa blanca)というユリの品種がありますが、スペイン語だと「白い家」という意味です。白いお家には小さな妖精さんが住んでるってことなんでしょうか?
MONO(消しゴム)ーMono
消しゴムで「MONO」ってありますが、スペイン語だとMonoモノ(猿)という意味です。スペイン語読みに慣れてくると、「猿」にしか見えなくなります。MONOの消しゴムを使ってる人を見かけたら、教えてあげてね♪それ、猿だよって。
鍋(なべ)ーNave
「鍋(なべ)」は、スペイン語圏だとNaveナベ(屋根付きの大型船舶)と聞こえます。「宇宙船」もこの単語を使って、"Nave espacialナベ エスパシィアル"というんですよ!宇宙人に出会ったら、宇宙語を学んでみたいです。発音が難しそう。。。
空(から)ーCara
何も入ってない状態を「空(から)」と言いますが、スペイン語だとCaraカラ(顔)という意味です。スペイン語に聞こえる日本語はまだまだあります。
愛(あい)
「愛」は、Ahíアイ(そこに)と聞こえます。スペイン語の先生が「愛(Ahí)はそこにある」と言ってスベっていたのが懐かしいです。記憶には残ってるので、今思えばなかなかいい覚え方なんだと思います。暗記が苦手な方はゴロで覚えるものいいかも!
ちなみに、「愛」は"Amorアモール"と言います。タトゥーでよく彫られているスペイン語でもあります。これは基本単語なので教養として覚えておくといいでしょう。
うん(返事)ーUn
返事の「うん」は、スペイン語でUnウン(ある〜、ひとつの〜)と聞こえます。スペイン語で「うん」と返事したい場合は、"Síシィ"と短く発音します。
毛(け)ーQué
「毛(け)」は、¿Quéケ?(何?)と聞こえます。英語のWhatに相当する疑問詞です。スペイン語を学んでる方は何度も耳にしたことがあると思います。まだまだあるのでサクサクいきましょう!
猿、去るーsal
Salサルは、「塩」という意味です。スペイン語で「猿」ってなんていうか覚えてますか?さっき出てきましたね!忘れちゃったという方はちょこっと戻って確認しておきましょう。ヒントは消しゴム。
丸(まる)ーMar/Mal
「丸」は、Marマル(海)に聞こえます。舌を上に付けて発音すれば、Malマル(悪い)にも聞こえてしまいます。
【注意編】誤解されやすい日本語
次はちょっとタイミングを間違えてしまうと誤解させてしまう日本語を見ていきましょう。
これ(指示語)
近くにあるものを指すときの指示語「これ」は、¡Corre!コレ(走れ!)と聞こえます。スペイン語圏に旅行する時は、洋服屋さんやレストランで「これ、これ」言ってしまうと、店員さんが走り出してしまうので気をつけましょう。
ダメ!
何かを制止したり禁止したりする「ダメ!」は、スペイン語ではDameダメ「私にちょうだい」という意味になります。こちらはダメと言ってるのに、あちらは何か渡してきたりと、会話が完全に噛み合わなくなりそうです。
またね!ーMátame
日本語の「またね!」はちょっと危険。Mataマタは「殺せ」という意味の命令形。そして、Mátameマタメで「私を殺せ」という意味になります。またね→マタメ→Mátame、というわけで別れ際に日本語で「またね」だと場合によっては殺されるかもしれないので、そういうときはHasta luegoアスタ ルエゴ, Nos vemosノス ベーモスを使いましょう。どちらも「それじゃまたね、また会おう」という意味です。
モコモコ、モコ(車)ーMoco
この辺りから少しずつ下品になります。Mocoモコは「鼻くそ」という意味なので、「モコモコパーカー」の場合、「鼻くそパーカー」となりすごく汚いです。特に食事中に言うのはもっての
それと、日産の軽自動車に「MOCOモコ」ってありますが、かわいいフォルムなのにとても残念な意味になるのはもうお分かりですよね。スペイン語をやってる人には購入しづらい車です。以前、日本でペルー人の友達と道を歩いていたら、この車が止まっていて鼻で笑われました。横文字で命名する時はいろいろ気をつけた方が良さそうです。
日産 MOCO(http://history.nissan.co.jp/MOCO/SA2/1310/index.html) |
【危険編】絶対言ってはいけないヤバい日本語
これからご紹介する日本語は危険です。スペイン語圏で絶対言ってはいけません・・。日本語だと変哲もない言葉ですが、スペイン語圏ではヤバい意味に・・・。
パジェローPajero
三菱自動車から出ていた「パジェロ」という車がありましたが、ネイティブに爆笑されます。特に男性がケタケタと笑ってくれます。というのも、Pajeroパヘーロ「オ◯ニーする人」と聞こえるからです。スペルも同じです。ちょっとこれは危険ですね。三菱さんは知っててパジェロという名前を付けたんでしょうか・・?「パジェロ・ミニ」ってのもありましたが、マスターベーションをしてる人のナニが小さいのをイメージするらしいです。
日本仕様のパジェロはついに生産中止になってしまいましたが、実はこのスペイン語Pajeroの意味が影響してるとかしていないとか・・・信じるか信じないはあなた次第です!
三菱 パジェロ (https://www.carsensor.net/contents/editor/category_849/_64399.html) |
加賀まりこ(かがまりこ)ーCaga, maricón
加賀まりこについては、以前の記事でご紹介しましたが、ドえらくヤバい意味になるので気をつけましょう。「加賀まりこ」は¡Caga, maricón!カガ マリコン「うんこしろ、オカマ野郎」って聞こえるようです。Maricónマリコンって響きは可愛らしいけど、元々は同性愛者を強烈に蔑視した差別用語なので要注意です。また誰かに対して悪意を込めて侮辱する時にも使われるスラングなので絶対に使わない方がいいです。例外的に親しい友人間(親友レベル) でも使われることがあります。詳しくは、加賀まりこはスペイン語で「うんこしろ、オカマ野郎」をチェックしてみてください。スペイン語初心者の方は、気軽に使用しないことをオススメします。
加賀谷(かがや)ーCaga ya
加賀谷(かがや)という名字も危険です。¡Caga ya!カガ ジャ「今すぐうんこしろ」になります。うんこはゆっくり時間をかけてしたいものです。排泄を急かすのはやめましょう。
コーラ ーCola
炭酸飲料の王様「コーラ」は、Colaコラ(尻尾、尻、最後尾)と聞こえます。もっというと、婉曲に「男性器」を指すこともあるのでご注意ください。
じゃぁ、「コーラ」ってなんて言うのさ?と疑問に思った方もいるでしょう。スペイン語で「コーラ」は"Cokaコカ"と呼ぶのが一般的です。レストランで男性器を注文しないようにしましょう。
あの〜 ーAno
文と文の間を繋ぐときに「あの〜」が口癖の方は注意してください。スペイン語でAnoアノは「ケツの穴」という意味です。
文章を考えてて言葉が詰まった時、「あの〜」とつい言っちゃいそうになりますが、その癖はスペイン語圏では下ネタです♪以前に記事にもしたので、詳しくは 注意!スペイン語で「あの〜」はNGワード!!をチェックしてください。
黒(くろ)ーCulo
こんな基本的な日本語も危険です。日本語の「黒(くろ)」は、スペイン語だとCuloクーロに聞こえます。「尻、肛門」という意味です。卑猥系がちょっと多くなってしまいましたが、まだまだ続きます。こういうのが大好物の方はそのまま読み進めてくださいね。
やめてーYa mete
日本語の「やめて!」は、¡Ya mete!ジャメテ「今すぐ入れて」の意味になります。愛の行為中に「やめて!」と叫んだら、意図に反して挿入されて痛い目に遭ったという日本人のエピソードを聞いたことがあります。状況によっては意味が180度反対になってしまうのは恐ろしいですね。
ま◯◯(女性器)-Manko
日本では性的な意味だけど、スペイン語では全然ヤバくないという逆パターンもあったのでご紹介します。
「ま◯◯(女性器)」はスペイン語では、Mancoマンコ(片腕のない体の不自由な人)になります。授業中にこの単語が出てくると、ちょっとビクッとなってしまいますが、スペイン語ではいたって普通の言葉です。日本語のように性的な意味はないので、赤面しないようにしましょう。逆に意識してるってバレます。
【マニアック編】スペイン語っぽい日本語
ここまで知ってるとだいぶスペイン語マニアです。たくさんありすぎて疲れてきたのでサクサクいきたいと思います。
ピカピカ(ピカチュウの鳴き声)ーPica
Picaピカは「かゆい」という意味なので、ピカチュウの鳴き声ピカピーカ♪は「かゆい、かゆーい」と聞こえるらしいです。
ポケモンを捕まえるアイテムでモンスターボールってありますけど、スペイン語圏では「ポケボラ(Pokebola)」って呼ばれています。Bolaボラは「ボール」という意味です。国によって呼び方が違うのっておもしろいですよね。
そういえば、こんな記事を見つけました。ついにピカチュウが発見されたようです。↓
リアルピカチュウ(http://netgeek.biz/archives/163051) |
おなかすいたーUna casita
「おなかすいた」はUna casita ウナ カシィータ「ひとつの小さな家」と聞こえるらしいです。ネイティブが教えてくれました。スペイン語ネイティブの日本語学習者の間でけっこう有名なフレーズのようです。
ちなみに、「おなかすいた」はスペイン語だと、"Tengo hambre.テンゴ アンブレ"と言います。
飲み放題(のみほうだい)ーNo me jodas
これも日本に旅行したことのあるネイティブが教えてくれました。「飲み放題(のみほうだい)」は、¡No me jodas!ノ メ ホダス「ふざけるな、いい加減にしろ」というスラング表現に聞こえるらしいです。スペイン語ネイティブを飲み放題に誘うときは、気をつけたいですね。
(医療用)メス、雌ーMes
Mesメスは「(日付の)月」という意味。逆に、医療用のメスってスペイン語でなんていうか調べたら、"Bisturíビストゥリ"って言うらしいです。・・・うぅ。。発音しにくい。日常生活で使うことないので、この記事を読み終えた頃には忘れてしまいましょう。脳みその節約です。
漫画(マンガ)ーManga
日本が世界に誇る「漫画」は、Mangaマンガ(袖)と聞こえます。
Mangaは日本文化特有とみなされているので、若い子とか日本オタクには"Manga japonésマンガ ハポネス"で通じます。もし通じなければ、
- Cómico japonésコミコ ハポネス
- Dibujitos japonesesディブヒートス ハポネセス
- Historietas japonesasイストリエタス ハポネサス
のいずれかで通じます。日本文化を紹介する機会がある時にぜひ参考にしてください。
だが、(逆説)ーDaga
逆説の接続詞の「だが、」は、スペイン語だとDagaダガ「短剣、短刀」という意味になってしまいます。
秋(あき)ーAquí
Aquíアキは、「ここに」というスペイン語になってしまいます。英語のHereにあたる単語です。季節の秋を言いたいなら、"Otoñoオトーニョ"です。
ヒロ(名前)ーGiro
Giroヒロは「ジロ」とは読まずに「ヒロ」と発音します。「(私は)回ります」という意味です。名前にヒロがつく方はクルクル回りまーすという意味になりますね。
ということは、ヒロアキさんなら、Giro aqui.ヒロアキ「ここで私は回ります」という意味になりますね。自己紹介のときにネタにできそうです。
トローToro
「トロ」って美味しいんですけど、スペイン語圏ではToroトロは、「雄牛」に変身します。魚類から哺乳類になってしまいます。
大トローOtro
せっかくトロが出てきたので、これもご紹介しておきます。これで最後です。
「大トロ」はOtroオトロ(別の、他の)に聞こえます。スペイン語話者を寿司屋に連れていったときのネタになりそうですね。寿司だけに!!!!!!!
あー疲れた。
まとめ|スペイン語に聞こえる日本語
皆さんもお疲れ様でした。日本語の発音に似てるスペイン語、たくさんありましたね!ありすぎでした。
しかも下ネタ系が多かった気がします。まぁそういうのを選んだんですが。
今日ご紹介した以外にもたくさんあるので、自分だけの密かな楽しみとして探しながらスペイン語を勉強すると楽しいかもしれません。
最後までお読みいただき、グラシアス♪