下ネタかいっ!由来がエロいスペイン語「社会の窓が開いてるよ」

2019/02/14 ▶︎

エッチ

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友達のズボンのチャックが開いている時、日本語では「社会の窓が開いてるよ」と言いますが、スペイン語圏の各国ではなんと表現するのでしょうか。

今回はスペイン語圏のエロ面白いフレーズ「社会の窓が開いてるよ」をご紹介します。さすが世界21カ国の公用語というだけあって、きっとそれぞれの文化や社会背景から生まれたんでしょうね。各国に独特な言い方があっておもしろいんです!さまざまな下ネタ発想をお楽しみください。

スペイン語エロ表現で「社会の窓が開いてるよ」

🇲🇽メキシコ|酒場で生まれた表現

酒場が開いてるよ
Tienes la cantina abierta.
ティエネス ラ カンティーナ アビエルタ
直訳が、君は開いている酒場を持っているとなり、「酒場が開いてるよ」という意味になります。Cantinaカンティーナは「立ち飲みの安酒場」という単語です。

メキシコといえばテキーラ!お酒をたくさん飲むとトイレに行きたくなりますよね。結構な量を飲むと、まるでテキーラのように無色透明なおしっこが放出されます。ズボンの小窓から大量放出している男性のその姿とお酒を提供している酒場をリンクさせてTienes la cantina abierta.ティエネス ラ カンティーナ アビエルタという表現が生まれたようです。

まさにテキーラで有名なメキシコらしいお酒関連フレーズです。

🇨🇷コスタリカ|強いお酒グアロ

グアロが販売中だよ
Está vendiendo guaro.
エスタ ベンディエンド グアロ
Guaroグアロはコスタリカで飲まれているお酒のことです。サトウキビを原料にした蒸留酒で、テキーラのようにアルコール度数がとても高いお酒です。

コスタリカのEstá vendiendo guaro.エスタ ベンディエンド グアロ(グアロが販売中だよ)はメキシコのTienes la cantina abierta.ティエネス ラ カンティーナ アビエルタ(君の酒場が開いてるよ)と同様に、ズボンの小窓から大量放出されている尿をお酒に喩えて、チャックの閉め忘れを意味した表現です。

日本なら何でしょう。Está vendiendo Sake.(酒が販売中だよ)でしょうか。わら

コスタリカ、お酒、グアロ
Guaro (グアロ)

🇵🇪ペルー|股間と鳥の巣

鳥の巣が開いてるよ
El nido está abierto.
エル ニド エスタ アビエルト
Nidoニドは「巣」という意味です。人間の股間を鳥の巣にたとえています。鳥の巣、小鳥、卵2個で男性の"アレ"ですね。

ズボンのチャックが開いていて、そのズボンの奥にある男性の"巣"が開いてますよ、見えちゃいますよ、ということなんでしょう。

それにしても、股間の"巣"を鳥の巣にたとえるなんて、とても発想が豊かですね。見事な下ネタです。

🇦🇷アルゼンチン|可愛らしい響き

小鳥さんが逃げちゃうよ
Se te va a escapar el pajarito.
セ テ バ ア エスカパール エル パハリート
Escaparエスカパールは「逃げる」、Pjaritoパハリートは「小鳥」という意味。直訳すると、小鳥が君から逃げてしまうとなり、「小鳥さんが逃げちゃうよ」という意味になります。

先ほどご紹介したペルーのEl nido está abierto.エル ニド エスタ アビエルト(鳥の巣が開いていますよ)の続編シリーズですね。人間の股間を鳥の巣にたとえた表現がすでにあるので、そこからさらにイメージを膨らませて、股間の巣に住んでいる小鳥さんが出てきちゃうよというニュアンスです。小鳥さんとは男性の"アレ"を可愛くほのめかしています。

しかしながら「小鳥さん」だなんて、なんだか可愛らしい響きですね。

pajaritos bonitos

🇦🇷アルゼンチン|薬局の変態的逸話

薬屋さんが開いてるよ
Tenés la farmacia abierta.
テネス ラ ファルマシア アビエルタ
Farmaciaファルマシアは「薬局」という意味で、君は開いている薬屋を持っているというのが直訳です。「薬屋さんが開いてるよ」という意味ですね。

どうして薬局が開いていることと、ズボンのチャックが開いていることがつながるんでしょうか?せっかくアルゼンチンに住んでいるので友達に聞いてみました。

が、理由はわからない、とのこと。笑

ただ一説によると、昔は薬屋の店員は男性の場合が多く、女性が薬を買いにきた時にズボンのチャックを開けて、そこから商品を手渡したことに由来しているとかしていないとか。完全にセクハラです。もしこれが本当ならちょっとヤバイですね。下ネタ発想というか、もはや変態です。

ちなみにアルゼンチンでは、スペイン語動詞Tenerの二人称単数はTienesティエネスではなく、Tenésテネスと言います。スペイン語のアルゼンチン方言のようなものです。間違ってないですよ。

Tenés el kiosco abierto.「キオスコが開いてるよ」

アルゼンチンにはKioscoキオスコと呼ばれる小さな売店がたくさんあります。Tenés el kiosco abierto. テネス エル キオスコ アビエルタ(キオスコが開いてるよ)の方がアルゼンチンっぽくていいじゃんと思って友だちに質問してみると、そういう言い方もある、とのこと。

何かを売ってるお店だったら割と何でもいいみたいですよ。Verdurería「八百屋さん」でもいいらしいです。

🇨🇱チリ|唐辛子で下ネタ

唐辛子を売ってるの?
¿Estás vendiendo ají?
エスタス ベンディエンド アヒ
Ajíアヒは「唐辛子」、Estás vendiendoで現在進行形「(君は)〜を売っている」を表します。「唐辛子を売ってるの?」という意味になります。

男性の"アレ"を唐辛子に喩えた表現です。チャックが開いてるよという意味と同時に、お前のアレは唐辛子のように小さいという2重のからかいのニュアンスが込められています。

唐辛子にたとえるとは、お見それいたしました。ナイス下ネタ。

唐辛子、Ají

🇨🇴コロンビア|お母さんが子どもに注意するとき

村長さんが出てきちゃうから、チャックを閉めなさい
Cierre la cremallera 
porque se le sale el alcalde.
シエレ ラ クレマジェラ ポルケ セ レ サレ エル アルカルデ
Cremalleraクレマジェーラは「チャック」、Alcaldeアルカルデは「市長、町長、村長」という意味です。

ちょっと長めですが、これはお母さんが子どもにズボンのチャックが開いてるよと注意するときに使うことがあるらしいです。コロンビア人の友達が教えてくれました。

チャックを開けていると、あなたの大切なAlcalde(市長、町長、村長)が顔を出しちゃいますよ、ということらしいです。日本語でも男性の"アレ"を「ムスコ」と呼んだりしますよね。それと同じ感覚でAlcalde「市長、町長、村長」という単語が使われるようです。

今日のまとめ|下ネタ発想のエロ面白いスペイン語フレーズ

以上、下ネタ発想のエロ面白いスペイン語フレーズ「社会の窓が開いてるよ」をご紹介しました。各国でいろいろな言い方があって面白いですね。気に入った表現はありましたか?

「酒屋が開いてるよ」
Tienes la cantina abierta.

「グアロが販売中だよ」
Está vendiendo guaro.

「鳥の巣が開いてるよ」
El nido está abierto.

「小鳥さんが逃げちゃうよ」
Se te va a escapar el pajarito.

「薬屋さん/キオスコが開いてるよ」
Tenés la farmacia abierta [el kiosco abierto].

「唐辛子を売ってるの?」
¿Estás vendiendo ají?

「村長さんが出てきちゃうからチャック閉めなさい」
Cierre la cremallera porque se le sale el alcalde.

彼らはよく1つの単語で2つ以上の意味を含めて相手をからかったり、冗談を言ってきます。ちょっと機転を利かせた言葉遊びというのがちょっとイケてるみたいな認識があるのかぁと思います。そういう時はたいてい下ネタやブラックジョークが含まれています。

日本語の「社会の窓が開いてる」の由来が気になる方はこちらもぜひチェックしてみてくださいね。(参照:社会の窓の意味や由来・社会の窓が壊れた時の対処法

ズボンのチャックの閉め忘れにご注意を。

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