レストランやカフェで支払いする時に役立つ表現「お会計してくれる?」ってなんていう?

2018/07/04 ▶︎

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今回は、レストランやカフェで支払いする時に役立つ表現「お会計してくれる?」をご紹介します!教科書によく載ってる会話表現としては「La cuenta, por favor.(お会計お願いします。)」ですよね。僕も初期のスペイン語の授業でこの表現を学びました。海外では会計をお願いする時、みんな手をあげて「La cuenta, por favor.」って言っているのかと思っていました。

が!使ってるのを聞いたことがありません!僕の周りのネイティブが使わないだけなのかもしれませんけど、周りに座ってる別のお客さんすら使ってるのを一度も聞いたことががありません。。。試しにお会計を頼む時に言ってみました。「La cuenta, por favor.」と。


結果、通じたし、面倒な活用いらずでまぁそれで問題なければ別にいいんですが、どうせならネイティブがよく使う表現でお会計をお願いしたくないですか?


というわけで、「La cuenta, por favor.(お会計お願いします。)」以外で、ネイティブがよく使う表現「お会計してくれる?」をみていきましょう!


キリトリ日常会話「お会計してくれる?」


(カフェにて)

友   達:じゃぁ、そろそろ行こうか。
Amigo :  Bueno, ya vamos?

僕:オッケー。満腹満腹。
Yo :  Ok. Estoy lleno lleno. 

友   達:すみません、お会計してくれる?
Amigo :  Disculpa, nos cobras?

店員さん:わかりました。すぐ伝票お持ちしますね。
Empleado :  Si, ya les llevo la cuenta.


「お会計してくれる?」はスペイン語でなんていう?


はい、「Nos cobras ?」出ました。動詞の原形cobrar は「〜を徴収する、〜を受け取る」という意味で、「Nos cobras ?」を直訳すると「私たちから徴収してくれますか?」となります。そこから自然な日本語にすると「お会計してくれる?」と訳すことができます。ちなみに可能・許可を表す助動詞poderを使って「Nos puedes cobrar ? 」 と言ってもオッケーですよ。

もし店員さんが年配の方の場合、ustedを使ってもっと丁寧に「Nos cobra ?」と動詞の活用を変えて使うといいと思います。語尾にpor favor を足してあげるとより丁寧ですね。僕は全員にtúで話していますが、ネイティブはそこはきちんと使い分けているようです。


会話中では、その場に2人いたので「間接目的人称代名詞 nos(私たちに)」を使っていますが、一人でカフェに行って支払いをしたいときには「間接目的人称代名詞 me(私に)」を使って「Me cobras ?」 と応用してください。


ちょっと注意!「cobrar」の用法


ちょっと文法的なことをお話ししますね。紛らわしいので注意してください。用法的にcobrarを使って「(お金)を(人)から徴収する」と言いたい場合、「cobrar (お金) a (人)」と表現します。


はい、ここから重要です。日本語では「(お金)を(人)から徴収する」と訳すので、日本語話者的には「cobrar (お金)  de  (人)」と言いたいところですが、「cobrar (お金) (人)」なのでそこは気をつけてくださいね。だから前述したように、直接目的語ではなく間接目的語としてnosやmeが用いられて「Nos cobras ?」あるいは「Me cobras ?」と表現されているというわけです。 

大学受験でスペイン語の試験科目があったら、この文法知識を問う問題を作りたくなるくらいのややこしさですね。cobrarを使って話す時には、「de」ではなくて「a」を使うんだなと理解してください。間違っても伝わるんで、そんなに心配しないでくださいね。


ネイティブスピーカーはこう考えている


では、どうして「cobrar (お金) de  (人)」ではなく「cobrar (お金) (人)」なのかというと、ネイティブ的には「(人)に対して(お金)を徴収するという行為をおこなう」という考え方をしているようです。これを踏まえて次の例文を見て見ましょう。


Yo cobré la deuda al señor.


これを直訳すると「私はその男性に対して借金を徴収するという行為を行なった。」となり、自然な日本語にすると、「私は彼から借金を徴収した。」となります。ちなみに人称代名詞を使うと、Yo le cobré la dueda.  となり、やはりここでも間接目的人称代名詞 le が使われていることがわかります。直接目的人称代名詞ではなくて、間接目的人称代名詞を使ってくださいね。


動詞「cobrar」とセットでよく使われるお金関連ワード


動詞「cobrar」は、レストランやカフェでお会計を頼む時以外にも役立つ動詞で、他にも以下のお金関連ワードと一緒に用いられることがあります。


・借金を徴収する
 Yo le pude cobrar la deuda al dueño del kiosco por fin.
   そのキオスコのオーナーからついにツケを返してもらった。


・給料を受け取る
 Hoy es el fin de mes así que cobro mi sueldo y después vamos a salir.
    今日は月末だから給料をもらって、そのあとで出かけようぜ。 

 
・税金を徴収する
 El gobierno nos cobra mucho impuesto pero seguro que ellos roban ese dinero. 
 政府は私たちから税金をたくさんとってるけど、きっとその金盗んでるよね。


cobrarのもつニュアンスをつかんでいただけたでしょうか?


今日のまとめ「お会計してくれる?」


  • 「お会計してくれる?」は Nos cobras ? もしくは Me cobras ? と表現できる。
  • 「(お金)を(人)から徴収する」は「cobrar (お金) a (人)」と表現し、人称代名詞を使う場合は、間接目的人称代名詞を用いる。
  • 借金・給料・税金といったお金関連ワードと一緒に用いられることが多い。
  • 「お会計お願いします。」と言いたいなら、La cuenta, por favor. でも通じる。

以上、「La cuenta, por favor.(お会計お願いします。)」以外で、レストランやカフェで支払いする時にネイティブがよく使う役立つ表現「お会計してくれる?」をご紹介しました。表現としてもよく使われますが、動詞としてもよく耳にするので知っておくと必ず役立ちますよ。


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