スペイン語のtener que以外で「必要・不必要」を表現

2018/07/11 ▶︎

僕のおすすめフレーズ

t f B! P L
今回はスーパーのレジで並んでいるときに僕が密かに学んだ表現です。別にスーパー限定で使える表現ってわけではないので、ご安心を。いろんなところで使われている便利な表現です。ネイティブってこういう表現使うんだなぁというのを知ってもらえたら嬉しいです。

スーパーのレジで並んでいるときに、僕の前にいたお客さんとレジ係のやりとりをキリトリました。


キリトリ日常会話「必要ない」


−レジ係(女性)、すべての商品をバーコードに通し終わる

レジ係   : 250ペソよ。現金?カード?
Cajera   : 250pesos. Efectivo o tarjeta ?

客          : 現金で。
Cliente  : En efectivo.

レジ係   : 袋は?
Cajera   : Bolsa ?

客.         : 必要ないです。ありがとう。
Cliente  : No, no hace falta. Gracias.

−レジ係、お金をレジにしまいレジ袋を客に渡す

レジ係  : 次は誰?
Cajera  : Quién sigue ?


言い方を増やそう!「必要ない」は「No hace falta.」


どうでしたか?かなりシンプルで事務的な会話でしたね (笑  というわけで、キリトリ日常会話にあったように「必要ない」と言いたい時は、「No hace falta.」と表現できます。逆に「必要だ」と言いたい時は「Hace falta.」と表現できます。


ちなみにですが、動詞「necesitar」を使って「No necesito.(私は必要ありません)」とも言えますし、形容詞「necesario」を使って「No es necesario(必要ではありません)」と言っても全然オッケーです。今回の表現は、言い方のレパートリーを増やすという目的でご紹介していますので、こういう表現も使えるんだなぁと、ぜひ頭の片隅にでも入れておいてくださいね。それにどこかの場面で、ネイティブがいきなりこの表現を使ってきても対応できるかと思います。


例文付き!「〜は必要ないです」と言いたい時の場合


No hace falta の後ろには不定詞、つまり動詞の原形を主語として置くことができます。その場合「〜することは必要ない」という意味になります。動詞の活用ですが、不定詞は三人称単数形扱いになるので、haceと活用するだけです。そして、No hace falta の後ろに名詞を置く際は、その名詞が単数の場合、三人称単数形 hace と活用させます。名詞が複数の場合は三人称複数形 hacenと活用させる点に注意してください。下に例文をいくつか載せておきます。


・No hace falta el dinero porque yo voy a llevarlo.
    俺が持ってくから金は必要ないよ。

・No hace falta la comida porque ya comí.
    もう食べたから食事は必要ないよ。

・No hacen falta los recuerdos para mi, pero los espero.
    私への土産は必要ないからね。でも期待してるわね。ふふふ。

・No hace falta traer nada. Yo preparo todo.
    何も持ってくる必要ないよ。こっちで全部準備するから。

・No hace falta darle la comida a mi perro. Está haciendo dieta.
    僕のワンコロにご飯あげる必要ないよ。ダイエット中なんだ。


という具合ですね。個人的にお気に入りの熟語表現トップ10に入るほどの愛用熟語です。笑


なるほど!ネイティブは「Hace falta」をこう考える


そんな難しく考えなくていいんですが、念のためネイティブ的な考え方を紹介しますね。


名詞「falta」は「欠如」という意味で、Hace falta 、つまり ”欠如をつくる” → ”その欠如を埋める必要がある” だから、” 必要だ” となります。


No hace faltaの場合はその逆で、”欠如を作らない” → “その欠如を埋める必要がない”、よって ”必要ない ” とネイティブは頭の中で発想しているらしいです。ネイティブに聞いたので間違いありません。


理屈を覚えるとスペイン語の底力と言いますか、ふとしたときに応用がきくようになるので、この考え方もぜひ理解しておくといいかと思います。暗記するときにも役立ちますし
ね。

アルゼンチンのレジ係から感じる日本文化の素晴らしさ


いやー、こっちのスーパーのレジ係毎回そうなんですけど、無愛想です。もちろんたまーに優しい人いますが。基本的に商品を雑に扱う場合がほとんどだし、こっちは急いでいるのに同僚とお話しながら仕事しているなんてことは日常茶飯事です。


そういう文化が悪いわけじゃないんですが、その場面に遭遇するたびに、毎回日本の接客レベルは素晴らしいなぁと実感します。日本だとお釣りは見えるように数えてから手渡ししますよね。ここではぐちゃぐちゃにテーブルにドンです。日本のコンビニとかだと商品の性質・特徴に合わせて丁寧に袋詰めまでしてくれますよね。


相手を思いやる「おもてなしの心」。僕は日本人として心から誇りに思っています。10代から20代前半頃までは、日本に対して特に愛着はなかったんですが、海外にいると日本のいいところがたくさん見えてきて、いまでは日本が大好きです。というか、Fanatico(熱狂的ファン)です。


もし、まだ海外に行ったことのない方がこれを読んでいましたら、どこでもいいのでぜひ海外へ飛び出して、そこから外国文化満喫しながら、同時に日本文化の素晴らしさも感じていただけたらと思います。


今日のまとめ「必要ない」


というわけで、今日のまとめにいきましょう。

  • 「必要ない」と言いたい時は、「No hace falta.」と表現
  • 逆に「必要だ」と言いたい時は、「Hace falta.」と表現
  • 日本大好き!日本最高!


以上、今日はここまで!
ありがとうございました!





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